IT技術が日々進歩している中で、IT業界では人材不足が課題になっていると言われている。現在、日本では国をあげてIT化への推進、強化を進められている。行政手続きをオンライン化したり、パソコンやタブレット端末などを活用した学校教育など様々な分野でIT化に向けた取り組みが行われているのだ。また民間企業においても手続きや決済などを電子化する動きが急速に進んでいる事から、新たなシステムの構築を検討する傾向が強まっている。

このような現状から、IT業界にて働くフリーランスに対する需要は増えていくと言えるだろう。さらに新型コロナウィルスの影響を受け、リモートワークやオンライン手続きの必要性が注目された。そのため、今後は様々な分野でオンライン化が急速に拡大していくという見方が広がっている。リモートワークやオンライン化に関連した開発案件が増加する事で、IT企業への仕事の発注がそれに伴って増加する事が予想されている。

このような背景もありIT業界の求人数はしばらく増加傾向が見込まれており、フリーランスエンジニアにとっては追い風になっていると言える。一方、行政機関や民間企業ではIT化が進んでいる中で、サイバー攻撃への対応が大きな課題となっている。Webサイトが一時的に閲覧できなくなったり、サーバーが停止するなどの事案が実際に起こっている。そのため、セキュリティ系の技術や知識を持っているフリーランスは貴重な存在であり、需要は今後も高い状態が続くと言えるだろう。